2012年12月30日日曜日

ThinkPad X1 Carbon 20thエディション 買った


またまた、新しいThinkPadを買ってしまいました。

X1 Carbonの20thエディションで、大和設計所で設計されNEC米沢工場で生産される国産感あふれる感じのパッケージングになっています。




■僕とThinkPad


僕がもっと若かったころ、セキュリティ&プログラミングキャンプ 2009っていうイベントに参加して(その後チュータなどで2011年まで関係することになる)、そこでデキるギーク学生たちが操るThinkPadというマシンに出会った。
それまで業務用のビジネスマシンという印象しかなかったけれど、その黒くて無骨なデザインに惚れてしまったし、何よりそれを使っている人たちに憧れた。

僕は形から入るタチの人間で、その帰り道の秋葉原でジャンクのThinkPad X60sを購入。起動不能のため破格のお値段だったのだけれど、バラして修理して僕のものとした。最初のThinkPad。
その後、僕はVAIO Pという素晴らしいマシンを手に入れて「実はVAIOって良いんじゃないの?」と思ったりする。そして13インチにVAIO Z(Z90)、を導入、ThinkPadから離れる。
ところが、これはあんまり使いやすくなかった。というわけでまたThinkPad X121eを買ってきてメインモバイルとして使い始める。

僕にとってThinkPadとは、セプキャンで受けた刺激の一部であるし、一番手に馴染む道具でもある。


■20thエディション


X121eは3万円のマシンとは思えないほどに使えるマシンだった。キーボードもまぁまぁよくできているし、コーディングする上ではこれ以上のスペックは必要なかった。
しかし、ThinkPadが500台限定で国産回帰するというX1 Carbon 20thエディションのプレスリリースを見て僕は平静が保てなくなった。

17万5000円は安価ではないが、まぁ頑張れば買えないお買い物ではない。決定。

僕はワリと「日本のものづくり」とかいう言葉に弱くて(それは多分僕が日本人のエンジニアであるからだろう)、こういうものが出るとコロッと買ってしまったりするんだ。


■薄くて軽いし良いウルトラモバイル



そんなX1 Carbonですが、すこぶる良いマシンですよ。

キーボードはストロークが短くなったという話ですが、言われないと気づかないですね。ピアノの様に少し重みのあるタッチで、びっくりするほど安定した打鍵感です。
僕はアイソレーション世代のThinkPadキーボードのほうが好きだけれど、その中でも最も良い打鍵感かもしれない。
ただ、PrtScの配置はよくわからない。ここに存在する意味はあるんだろうか・・・

液晶は、期待していたほど視野角も広くなく発色もそこそこだけれど、ギラつき感も少なくThinkPadとしては良い方。噂によるとT430sなどの”当たりロット”で使われるLG製液晶らしい。まぁ可もなく不可もなくといったところか。

何よりもスペシャリティの高さが良いですね。
パームレストまで梨地塗装のマグネシウムなのは久しぶりのディテールで所有欲を満たしてくれますし、MBA13インチと同サイズの筐体に14インチ液晶が入っているのも他に無い特徴。
カバンの書類ポケットにザクっと入れて出かけられるので、持ち運びに苦労しません。


使い倒して、いろいろ創ってやろうと思います。

■ 追記


20thロゴキーボードですが、早速不良なのでパーツを取り寄せたら20th Anniversary Editionの文字がなくなって悲しい気持ちになりました。
買い取ろうかと思って持ちかけたら、お値段なんと驚愕の4万円らしい。さすがにHHKB Pro2枚分のお値段は厳しい。


内容部品としては、ELPIDAのメモリに、Furukawaのクーラーに、東芝のSSDでした。さすが国産エディションとあって、Japanブランド品が使える部分には奢ってきているらしい。こういう細かいところは見逃しやすいが重要だ。

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